引きこもりの定義とは、社会から一定期間離れてしまい、自宅に引きこもってしまう人たちのことをいいます。
子どもだけではなく大人でも見られ、様々な要因があります。
学校や会社に行きたいのに行けない、頑張りたいけど頑張れない、と悩んでいる人も多いでしょう。
そんな引きこもりと呼ばれる人たちでも、できる仕事は世の中にたくさんあります。
この記事では、引きこもりの人が、就職したり仕事をするために、どんなことをすればいいのか、またどんな仕事がおすすめなのか紹介します。
引きこもりでも仕事は始められる
引きこもりの生活が続くと、仕事を見つけることは難しく感じるかもしれません。
正社員として働くことはハードルが高いかもしれませんが、アルバイトからであれば比較的働き始めやすいでしょう。
アルバイトのなかには、経験やスキルを求められない職種も多く、引きこもりの人でも挑戦しやすいことがあります。
また、近年は在宅でできる仕事や簡単な軽作業の求人も増加しているため、自宅にいながらできる仕事も増えています。
まずは今の自分の状況を考え、無理のない範囲で取り組める仕事から始めてみることが大切です。
就職活動をする前にすべきこと
就職活動をしなきゃと焦ってしまう人もいるかもしれません。
まずは就職活動をする前にするべきことを紹介します。
生活習慣の乱れを改善する
まずは早寝早起きや、きちんと食事を取るなど、生活習慣の乱れを改善しましょう。
長い間社会生活をしてきていない場合、規則正しく過ごすことが少なく、生活リズムが乱れる傾向があります。
不規則な生活は頭がうまく働かなかったり、身体の不調を感じやすかったりしますので、日中に働ける身体にしていくことを心がけましょう。
外で人との交流を持つ
長く家にいる時間が長かった人は、家族としか話さなかったり、人と話す機会が極端に少なかったりします。
外に出てかけて、友人とご飯を食べたり、買い物をしたり、外での活動に慣れることで、前向きな気持ちになれるでしょう。
アルバイトや求人を探してみる
アルバイトや求人情報を探してみましょう。
1日の単発バイトや、在宅ワークの求人など、働くことのハードルが低い仕事もあります。
まずはどのような求人があるか知ることから始めてみましょう。
引きこもりの人が就職しやすい仕事
引きこもりをしている人でも始めやすい仕事を紹介します。
工場の作業員
工場の作業員は人と関わる機会が少ない職種の1つです。
事前に決められた業務を淡々とこなす仕事が比較的多いので、ひとつのことに集中して取り組むのが得意な人や、たくさんの人と接することに苦手意識がある人はチャレンジしやすいでしょう。
作業はマニュアル化されていることが多く、未経験でも働きやすいことが特徴です。
警備員
警備員も人と関わることが少ない職種のひとつです。
人と話す機会があっても、業務的なやりとりがほとんどなので、基本的に人と話す機会は少ない仕事となっています。
ビルに出入りする人を管理する入退館管理や、モニター監視の警備員は、座ったままできる仕事のため、体力がない人でもおすすめです。
清掃員
黙々と自分の仕事に集中することが得意な人にとっては、やりがいの感じられる仕事です。
綺麗になっている状態が心地よくて、気分も良くなるという人もいるのが清掃員の仕事の魅力でもあります。
複雑な話をする機会はほとんどなく、人と話す際も最低限のコミュニケーションで済むのも清掃員の特徴です。
データ入力
会議やセミナーなどの議事録や音声の文字起こし、アンケート回答データの入力などがデータ入力の仕事です。
データの共有さえできれば、自宅でできる仕事なので、始めやすい仕事と言えるでしょう。
パソコンを触っていることに抵抗がない人におすすめの仕事です。
Webライター
パソコンがあれば始めることのできる職業のひとつです。
Webデザイナーやプログラマーのような専門的な知識がなくても始めることができるため、普段から本を読むことが好きな人や、文章を書くことが好きな人にはおすすめの仕事です。
取材などがなければ自宅で完結できるのもWebライターの仕事の魅力でしょう。
就職の支援してくれるサービスも利用する
1人で就職活動をするのが不安な方は、ハローワークや就職エージェントといった就職を支援してくれるサービスを利用するのもひとつの手です。
福祉サービスに就労移行支援といったサービスもあります。
就労に関することは自治体でまとめていることが多いため、お住まいの自治体のHPなどを調べてみることをおすすめします。
まとめ
引きこもりの人が、就職したり仕事をするために、どんなことをすればいいのか、またどんな仕事がおすすめなのか紹介しました。
あっと・ふくいろでは障がい者の就職活動の一助となるため、市原市の五井駅前に事務所を構えさまざまな活動をおこなっています。
引きこもりと呼ばれる人のなかには、障がいやうつ病を含む精神疾患のある方もおり、不安に感じる人も多いでしょう。
制度もたくさんあり、わからないことが多いと思いますので、まずはお気軽にご相談ください。