目標工賃達成指導員とは?実際に働いているスタッフにインタビュー

目標工賃達成指導員とは?実際に働いているスタッフにインタビュー

今回は、私たちのチームで「目標工賃達成指導員」として活躍しているスタッフにインタビューを行い、その仕事内容ややりがい、日々の思いについてお話を伺いました。目標工賃達成指導員として、利用者さんの工賃向上を支援する重要な役割を担っているお二人。実際にどのような支援を行っているのか、どんな思いで仕事に取り組んでいるのか、ぜひご覧ください。

 

【インタビューさせてもらったスタッフ】

目標工賃達成指導員

山崎さん

木富さん

目標工賃達成指導員とは

目標工賃達成指導員は、利用者さんが設定した工賃目標を達成するために、個別に支援を行う重要な役割を担っています。この職種では、利用者さん一人ひとりの能力や特性に合わせた仕事を見つけ、工賃を向上させるために様々な方法を実施します。また、工賃を上げるためには、取引先との交渉や調整が欠かせません。取引先との連携を強化し、利用者さんにとって最適な仕事環境を整えることが求められます。

目標工賃達成指導員の仕事では、利用者さんの意欲を引き出し、より多くの仕事をこなせるようサポートすることが重要です。山崎さんも木富さんも目標工賃達成指導員として、利用者さんがより多くの仕事を通じて工賃を上げられるよう支援しています。利用者さん一人ひとりに寄り添い、意欲を引き出すとともに、取引先との調整や交渉も積極的に行っています。お二人は、それぞれのアプローチで利用者さんを支え、工賃の向上に向けて努力しています。

業務内容について

Q: 木富さんが担当している業務内容について教えてください。

木富さん(以下、木富): 私の主な仕事は、利用者さんができる範囲内での作業を見直し、整理を行うことです。さらに、取引先への提案や調整も行い、利用者さんが好きな作業や得意な作業を聞き出し、最適な仕事を提供しています。目標工賃達成指導員として、利用者さんの工賃を上げるために指導を行い、取引先との交渉や利用者さんの意識向上の支援をしています。

Q: 山崎さんが担当している業務内容について教えてください。

山崎さん(以下、山崎): この職種は一見、聞き慣れないかもしれませんが、簡単に言うと、利用者さんの工賃を上げるために、さまざまな仕事を受けたり、利用者さんに合った仕事を提案して支援する役割です。具体的には、利用者さんが得意なことや興味を持っていることを見つけて、その仕事を一緒にやったり支援をしています。取引先との連絡を取って、仕事の調整や単価交渉も行い、利用者さんの特徴に合わせて接し方を工夫しています。

目標工賃達成指導員のやりがいや難しさについて

Q: この職種のやりがいや楽しさ、難しさについて教えてください。

木富: 「やりがい」としては、毎日通ってこなかった利用者さんの工賃が少しずつ増えていく様子を見られることが大きな喜びです。利用者さんが「今日はこれをやりたい」と言ってきた時、その希望を実現できるようにサポートできることにやりがいを感じます。「楽しさ」は、自分が描いた通りに物事が進んだときですね。ぐりーんぴーすで受けた仕事が取引先から評価され、また新たな仕事をもらえるときは嬉しいです。「難しさ」は、昨日できたことが今日できない場合があることです。その場合、感情的にならず、利用者さんができることを一緒に見つけていきます。

山崎: 「やりがい」は、利用者さんの工賃が上がった時ですね。最初は何も分からなかったですが、1年経って利用者さんの工賃が上がるのを見たとき、本当に嬉しかったです。「楽しさ」は、毎日違う作業があり、それに取り組む中で新しいスキルを学べる点です。「難しさ」は、利用者さん一人ひとりに合わせた接し方が難しいことです。落ち込む方やタイミングを合わせるのが難しい時もありますが、それを乗り越えた時に成長を感じます。

仕事している上で学べたこと

Q: これまでの仕事を通して学んだことはありますか?

木富: ぐりーんぴーすがどのように利用者さんに工賃を払っているのか、そしてその仕組みを学びました。前職が病院でしたので、今まで経験できなかった取引先との交渉や調整を学びました。これにより、より一層、利用者さんができることの幅が広がって欲しいという気持ちが強くなりました。

山崎: 「人との接し方」が一番大きな学びです。最初は「支援する」という気持ちでしたが、今では「なにかしてあげたい」「力になりたい」という思いが強くなり、毎日一緒に過ごしているので、少しでも利用者さんができることが増えた時にすごく嬉しく感じるようになりました。

今後の目標

Q: 今後、目指していること

木富: 目標工賃達成指導員として、取引先から「木富さんがいるからお願いしたい」と言われる存在になりたいです。また、利用者さんから「今日は体調がいいから外作業をしたい」と相談を受け、その希望を叶えられるようになりたいですね。利用者さんには主体性と自主性を大切にしながら成長してほしいと思っています。

山崎: 今後は、資格を取得してもっと専門的に支援できるようになりたいです。また、病気についてもっと詳しくなり、その知識をもとに利用者さんに接していきたいですね。より深く理解することで、より良い支援ができると思うからです。

メッセージ

Q: この職種を目指している人に一言

木富: この職種は難しい部分もありますが、その分やりがいも大きいです。利用者さんの工賃が増えていく過程を増やすことができ、その中で自分が成長していけるのが魅力です。興味があれば、ぜひ挑戦してみてください。

山崎: 確かに最初は難しいことも多いですが、それを乗り越えることで得られるやりがいが本当に大きいです。利用者さんの成長を支え、その結果が工賃の向上につながるのを支えると非常に嬉しい気持ちになります。興味があれば、ぜひ挑戦してほしいと思います。