菊地さん(ぐりーんぴーす)
2015年入社/ぐりーんぴーす所属(週2勤務)
本業:ビル管理業務
立体駐車場のエンジニアや製造業での経験を積んだのち、現在はビル管理会社で働きながら、週2日「ぐりーんぴーす」で利用者支援を行う菊地さん。主な業務は、屋外作業時の見守りやサポートです。
「利用者さんが継続して来てくれることが一番大切。だからこそ、作業中はできるだけ“楽しい”を感じてもらえるように意識しています。」
Q:職業指導員という職種を通して、利用者にどんな支援をしていますか?
A:仕事を好きになってもらうことを一番に考えています。
最初は「楽しくない」「やりたくない」と感じる方も多いのですが、少しでも前向きな気持ちで通所に来てもらえるようにコミュニケーションを大事にしています。
利用者さんには日によって気持ちの浮き沈みがあるので、こちらが明るい雰囲気で接することで「今日も頑張ってみよう」と思ってもらえるように意識しています。
一緒に作業して「楽しい」と思ってもらえる雰囲気づくりを心がけています。
Q:菊地さんには本業がありますが、なぜ本業とは別にこの仕事を選んだんですか?
A:本業は成田空港でのビル管理の仕事ですが、知人から「人手が足りないから手伝ってほしい」と声をかけてもらったのがきっかけです。
人を助ける仕事に魅力を感じました。
「人の人生のきっかけになれる」そんな仕事だと思っています。
社長をはじめ、一緒に働く人たちの姿を見て、「ここでなら人のために動ける」と感じました。
Q:菊地さんにとって“働く”とはなんですか?
A:若い頃は「お金を稼いで使うこと」が働く理由でしたが、50歳を過ぎてから考え方が変わりました。
今の世の中を動かしているのは、働いている私たち一人ひとりなんだと感じるようになりました。
働くとは、世の中の仕組みをつくること。
私たちの動きが、次の世代が見る“社会の形”をつくっていると思います。
Q:仕事をしていて楽しいときはどんな時ですか?
A:人と関わっている時ですね。
どんな仕事でも「人と接している時間」が一番楽しいです。
利用者さんと一緒に作業をして、「ありがとう」と言われた時は、疲れが吹き飛びます。
だから、仕事が大変だと思ったことはあまりありません。
齋藤さん(ぐりーんぴーす)
2025年5月入社/ぐりーんぴーす 生活支援員(週4勤務)
前職:小学校特別支援級の補助員
子どもたちと関わる仕事を続けてきた齋藤さん。入社して5ヶ月で感じたことや、仕事の大変さややりがいなどについてもお聞きしました。子どもの支援から大人の支援のお仕事に変えたきっかけなど福祉業界での働きについて教えてもらいます。
Q:児童分野から障害分野に転向されたと聞きました。何かきっかけがあったのでしょうか?
A:以前は学童保育や小学校の特別支援級で働いていました。
子どもたちと関わる中で、「この子たちは大人になったらどんな風に生きていくんだろう」と気になったのがきっかけです。
その思いから、障害のある大人の方を支援する仕事に興味を持ちました。
Q:生活支援員としてのやりがいや、難しさなどを教えてください。
A:入社して最初の1か月は、利用者さん全員の名前と顔、特性を覚えることを目標にしました。
人によって理解の仕方や反応が違うので、相手に合った声かけを見つけるまでが大変でした。
でも、悩みを話してくれなかった利用者さんが、少しずつ相談してくれるようになったときは本当に嬉しかったです。
信頼関係ができてきたと感じる瞬間に、やりがいを感じます。
Q:齋藤さんにとって、利用者が社会に出て働くことを実現させるために一番重要だと思うことは?
A:毎日来ること、そして挨拶をすることです。
継続する力が一番大切だと思います。
仕事ができるようになることも大事ですが、「続けること」「挨拶すること」はどんな職場でも必要な力です。
日々の積み重ねが、社会に出てからも必ず役立つと思っています。
Q:今の仕事をして感じたことはありますか?
A:利用者さんと関わっていて、「この人たちは大人になってもちゃんと生き抜いていける力を持っているな」と思いました。
障害があるからといって、できないことばかりではない。
サポート次第で、どんどん成長していく姿を間近で見ることができるのがこの仕事の魅力です。
Q:齋藤さんの今後の夢を教えてください。
A:いつかは、茂木社長のような経営者になりたいです。
自分自身が経験したことを活かして、人を支えられる環境をつくる側になりたいと思っています。


